社畜ビスケット

はたらきそう

給料日まで、泣くんじゃない。

お久しぶりです。ゆめはらです。

明日は月曜日です。
刻一刻と貴重な休日が終わりを迎えつつあります。
明日からまた尻を削りながら国語のお勉強をするのかと思うと、このまま寮を飛び出して夜の歌舞伎町へ失踪したい衝動に駆られます。
明日中に恋愛に関する作文を提出する課題があるのですが、この去りゆく休日を恋しく思う気持ちをそっくりそのままエア恋人に置換することでリアリティを醸し出してねっとり乗り切ろうと思います。

さて、もうじきに桜も散ろうかというこの頃、ようやく気温が季節に追いついてきました。
さすがに寒さを言い訳に一日中布団と癒着するのも苦しくなってきたため、しゃーねぇちょっぴりおめかしして都市部にショッピングとでも洒落込もうかと押し入れを開くと、飛び出したるは一張羅のリクルートスーツ、寝間着と一体化したジャージ、このくそ暑い日に真冬のコート、有象無象のTシャツ、くたびれたジーパン。

およそ都会の人類が身につけるべき服が一着もありません。
““無””です。
生まれてこの方二十数年貫いた無課金アバターは伊達ではないということです。
これが多少なりともオシャレに心得のある有識者ならばあり合わせのTシャツとジーパンでそれっぽくまとめることも叶ったのでしょうが、ファッションセンスゼロカスタムのぼくにとってはピカチュウが自力でなみのりを覚えるほどに至難の業です。

しかしアラサーを間近に控え、仮にも都会に住まう会社勤めのヒューマンという肩書を背負った以上、このまま赤ちゃん以下の服装で街に繰り出す事は犯罪に相当します。

というわけで、まずは近場で最低限の装備を整えることからスタートしました。

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この手に限る

社会のボトムズにも分け隔てなく慈悲を与えてくれるユニクロがしゅき……

ユニクロを見くびってはいけません。
ぼくのようなファレルギー(ファッションアレルギー)体質の持ち主がいきなりどこぞのアパレルショップに突撃しようものなら、過剰なオシャンティを喉に詰まらせて死に至ります。
何事も段階を踏むことが大切です。
ファッションが中学生のユニクロで止まってる人間はユニクロから再びステップを踏みだす必要があります。

というわけで黒のスキニージーンズに黒のジャケット、インナーにボーダーのクルーネックシャツというみんな大好きモノクロコーデをフル装備しました。総計1万円足らず。
こんなんでもそれなりに映えるからやはりユニクロが最強です。ステップ?知らん。
ついでに隣のABCで4000円くらいの黒のスニーカーも押さえて、ドンキで買ったQ&Qの時計(1000円)も装着。
総額15000円のおべべを纏ったチンパンジーがここに誕生しました。

ともあれようやく都心部への入場資格(自称)を手に入れることに成功したぼくは、脇目も振らず駅へ向かいます。
こんな面倒な手間をかけてでも行かねばならない場所がぼくにはありました。

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近場売り切れとるやないか。

とらのあな。
都市部にしかないんですよね。助かったぜ。
そんな感じの休日でした。